「24時間労働で8000円」の残酷職場に咲く一輪の花漫画家アシスタントが“未来の先生”を諦めない理由 « レスキューAG

シニア関連若者・女性関連個人事業者漫画家アシスタント

リンク元	ダイヤモンドオンライン
要約	漫画家アシスタント 10年のキャリアがありながらも、年収は150万円以下のアシスタントもザラ。漫画家も生存競争は激しいが、それを支えるアシスタントも厳しい。長時間労働であるわりには、収入が少なく、雇用は不安定。しかも、努力すれば一人前の漫画家として独立できるという保証はない。たとえなれたとしても、構造不況のなかで他の漫画家のアシスタントに逆戻りするケースもある。漫画家はいくつもの雑誌に連載などを持つようになり、仕事が忙しくなると、アシスタントを雇う。フリーランスとして働くだけに、収入は不安定になりがちだ。月収は多いときで30万円ほど、少ない場合は7～8万円。通常、雇用主である漫画家がアシスタントの収入を決める。例えば、1日24時間勤務で8000円。締め切りの前は、徹夜になることが多い。月収では12万円ほど。アシスタントが数人いる職場では、リーダー格のチーフ、それを支えるサブなどと一定の序列がある。アシスタントも、ピンからキリまでいる。冴えている人はメジャーな漫画家の下で、メイン・アシストタントとして働くことが多い。漫画家の数は増えているものの、アシスタントの数は足りなくなりつつある。世の中では雑誌の数が減っているが、携帯、スマホ、タブレッドＰＣなど、「新しい媒体」の存在があるからだ。ただし、新市場に参入する会社には、出版業に関わったことがないところもあり、仕事の進め方などで、漫画家とトラブルになるケースもある。また安いもので1ページ4000円くらい。背景を含めると、それを描き上げるのに3日かかる。1日で1000円弱の収入で、生活は成り立たない。新媒体の登場は、漫画家の格差を広げる。副業をする漫画家を生み、これまでの漫画家の姿を破壊していく。さらに言えば、これまでの紙媒体で一流と言われてきた漫画家が一段と輝き、専業で描き続けるという“王道”をひたすら歩む時代の到来とも考えられる。一時はヒットしても、その後スランプに陥り、干されて仕事がなく、アシスタントをする人もいる。描きたいと願うものと、読者が求めているものがマッチするとは限らない。作品と雑誌のカラーが合っていないこともある。発表のタイミングが悪いことも考えられる。

意見	「漫画家アシスタントの条件はわるいままだけど、数は足りなくなりつつある」どの業界にも今起こり始めている現象で、印象に残りました。行き着く所は、人口増や高度経済成長前提が崩れた今、普通に努力したら誰でも成功する時代ではないというだけの話かもしれません。また正社員レス化が進み、個人事業者が増える将来では、この漫画家アシスタントさんの状況はまさに普通の人が普通に経験するものと同じであるように思えます。そうであるならば、今のサラリーマン社会時代より生活に対する不安感は高くなり、未婚が増え、消費が進まない大きな心理的要因になるでしょう。個人事業者がいかに生きていけるのか？悩みはつきません。
備考

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