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ダイヤモンドオンライン

要約長年派遣社員として働き、ようやく正社員になったものの、わずか1年ほどで辞めていかざるを得なくなった女性。
派遣サービス市場は、1990年代からの規制緩和に伴い、拡大を続けてきた。特に2004年の規制緩和により、製造業への派遣が解禁された影響は大きい。2008年までの成長率は年率で30%近くとなり、派遣労働者数は200万人近くになった。

2008年秋のリーマン・ショック以降、環境が激変する。大手メーカーなどを中心とした雇い止め、中途解除などによる「派遣切り」が社会問題となった。日本M&Aセンターによると、現在の業界の売上高は5兆3468億円(前年度比-15%)、派遣労働者数は148万人(同-6%)。市場は2008年度の7割前後まで縮小している。

こうした構造不況の中で、「働きたくても次の仕事が見つからない」と嘆く優秀な派遣社員が増えている。その一方で、派遣の仕事を正社員や結婚までの「腰かけ」程度に考え、仕事に対する責任感やノウハウをきちんと積み上げてこなかったため、自らキャリアや年収をシュリンクさせていく人も少なくない。

2010年春に39歳で晴れて正社員となった女性が、2011年の東日本大地震・原発問題で、自宅仕事を希望(出社拒否)し、2か月後に会社側から自主退職を迫られた。
今回のケースでは、会社側の対応が比較的良心的だったが、通常なら懲戒解雇でもあり得る話だった。

よくあるブラック企業とは反対の事例だが、実はこういうトラブルメーカーとなる社員も90年代以降増えている。
短い期間で派遣社員や契約社員を繰り返している人は、労使間のトラブルに慣れている可能性がある。正社員で1つの会社に「円満無事」に長く在籍する人よりは、トラブルに免疫ができている人が多い。
こういう人は、弁護士や労働組合の元へ相談に行くことにもためらいはない。会社としては、スキを与えないために、雇うときも退職の際も慎重に対処するべき。

辞めさせられた人がその腹いせに会社に理不尽な要求することは増えている。今は、インターネットでサービス残業(未払い残業)の要望書などを手軽にダウンロードすることができる。小さな会社からすると、相当に怖いこと。数人の社員から過去に遡って請求されると、支払うことが到底できない額に達することがある。
会社側も甘く、スキがある。1つは行き過ぎた性善説というか、『うちの社員はそんな悪いことはしない』と思い込んでいること、もう1つは、社員をなめてかかっていること。

・こういう組織に馴染めないタイプの人は派遣のままで働く。
・厳しい環境で働く覚悟がないなら、結婚する。
・.個人事業主やNPOなど「縛り」が少ない業界で働く。
意見ブラック企業の話かと思いきや、派遣社員側の話でした。
こういう方なら、個人事業主として、最近のクラウドソーシングなども、スマートな割り切りスポットビジネスとして肌に合うと思います。
90年代以降増加しているという傾向は、正社員レス化時代に合った生き方としては、うまく整合性がとれているのかもしれません。

働かない中高年正社員問題同様に、会社側が過剰に予防策を張るようになると、その他大勢の社員には余計な制約がかかり、悩むところです。

備考

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